ふるはしかずおの絵本ブログ3

『おどっているよ、わたしのて』- 手話を学ぶわたし

サブタイトルは、「目で見えることばで おはなししたら」です。

サムは、マイから 手話について学びます。

  

     

 さいきん、わたしのうちの となりに、

 あたらしい かぞくが ひっこしてきました。

 いつも、

 てが おどっているみたいに みえます

   

   

ある日 わたしは となりのうちの おんなのこと

道で いっしょに なり

ともだちに なりました

   

   

わたしと マイちゃんは 

ときどき おたがい なにを いっているのか

わからないことが あります

   

   

マイちゃんは わたしの手に ダンス(手話)を おしえてくれました

 

 

 木

 「鳥が ないているよ

 「ちょうちょが すき

    

   

マイちゃんは 将来 先生になる夢を はなしてくれました

わたしは 自然を守る 仕事が したいの

  

 ともだち(手話の絵)

   

  

 わたしたちは マイと サム

 とっても なかよしです

   

          ・・・

視点人物はサムです。読者と同じ年ごろのわたし(サム)が語ります。

友情をはぐくむマイとサム。「目で見ることぱ」、手話について、読者はその一端を知ることができます。手話とろう者に対する理解が深まることでしょう。

    

    

絵本でマイとサムが使っているのは、フィリピン手話です。巻末の説明が参考になります。

       

世界には 300以上の手話とその方言がある、といわれています。日本で手話と言われているものには 「日本手話」と「日本語対応手話」があります。「日本手話」は、日本語とはちがった独自の文法を持ち、手や指の動きだけでなく、肩の動きやうなずき、まゆや目、口の動きなども用いて意味を表します。これは、昔から ろうの人たちのあいだでうつけがれ、発展してきた言語です。

日本語対応手話」は、日本語の語順に沿って文を単語にわけ、そのひとつひとつに 手話単語、もしくは指文字をあてはめた表現です」

     

        ・・・

※『おどっているよ、わたしのて』 ジョアンナ・ケ と チャリーナ・マルケス文、フラン・アルヴァレス絵、ミレナ・イノセンシオ・ドミンゴ訳、偕成社 2025年  (2026/3/22)

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