いない いない ばあ
にゃあにゃが ほらほら
いない いない……
ばあ
くまちゃん
ねずみ
こんこんぎつね
のんちゃんが 「 いない いない ばあ 」
・・・
この絵本が、
なぜ
おおくの 子どもに 支持されている のでしょうか。
それも、 0歳の 子どもに。
・・・
ちいさな 子どもにとって、
この世界は、
見なれぬ もので いっぱい です。
この絵本でも、
はじめは
ねこ、 くま、 ねずみ、 きつねの 顔が、
見えなくなります。 いない いない・・・
すこし 不安な 一瞬です。
でも、
ページを めくると、
ばあ!
・・・
ふたたび、 目のまえに あらわれる 人物たち。
うれしい 再会です。
あるものは つねに そこに あります。
けっして なくなりません。
また、
何回も くりかえされることで、
子どもは、
こうすれば、こうなることを 発見します。
つぎの場面を、予想し、
ページを めくる たのしみが うまれます。
・・・
また、
“ ばあ ” の 音の おもしろさ。
“ ばあ ” をする 人物と
目と 目が あいます。
ドラマがあり、
まとまりのある 世界です。
やはり、
子どもが であう 最初の本に ふさわしい 絵本です。
・・・
※ 『 いない いない ばあ』 松谷みよ子文、 瀬川康雄絵 童心社 1967年発行