人文字で、ひらがなに親しむ絵本の登場です。
・・・
くねくねしないで
からだは まっすぐ
くっとこらえて
さあ さあ とぶよ
くくくの
く
( 身体を く の字に曲げて、ジャンプ )
つぎは、し
そして、す
こんどは ふたりで。
い
こ
ひ ( 確かに ふたり必要ですね )
・・・
さんにん なら、
な
お
ま
・・・
よにんで つくるのは ?
みんな で
できる か。
みてみて みらくる
みんなで ごろり
おみごと おみごと
みんなの
み
( お み ご と ! )
たのしい写真、
笑える人文字、
リズム感のある文章。
子どもたちにきっとウケることでしょう。こんなふうに、ひらがなを見たことがないんですから。よく見て書きなさい、書き順を考えて、きれいに書きなさいと言われている子どもたち。とくに、ひらがなを学びはじめた一年生に、いいですね。
最後のページに、五十音図が載ってます。き、け、ひ、む、め、れ、を の文字は、よく見ると、ほんとうに可笑しい。滑稽で、変で、おもしろく、魅力的。そして立派 !
※『 ひともじ えほん 』 近藤良平・作、 柿木原政広・構成 山本尚明・写真 福音館書店 2015年 (2016/7/12)