『 にじを つくったのは だあれ ? 』 は、リボンを使ったしかけ絵本です。
ページをめくるたび、
リボンの色がふえていきます。
最後のページをひらくと ・・・
飛び出すリボンの 虹の橋。
( びっくり! )
・・・
この絵本の楽しさは、「 しかけ」 だけではありません。
絵本の文章は、
うさぎの みみこさんと、
虫や
けものや
鳥たちとの会話が中心です。
形式的にも美しく リズムのある文章です。
子どもと一緒に、対話的に 読んでみるのも おもしろしい絵本です。
・・・
てんとうむしさん こんにちは
にじを つくったのは だあれ?
・・・
それはね うさぎさんの みみこさん
あかい ぼくの コート。
あかい いちご。 あかい りんご。
あか 、 なんだよ。
・・・
あのね あのね きつねさん
にじを つくったのは だあれ?
・・・
それはね オレンジいろの ぼくの しっぽ。
オレンジの オレンジいろ。
オレンジいろが つくったのさ。
・・・
7色の虹は動物たちの色であり、
りんご、
オレンジ、
バナナ、
ぶどう、
そして、青い空と海の色です。
虹は、
7つの色と
雨と
太陽の光の出会いが つくりだしたもの。
みんなが 出会ってできた 虹。
みんなの こころを 結びつける
虹の橋 です。
・・・
おかあさん おかあさん わたし わかったわ。
にじを つくったのは、 あめ。
それから ななつの いろ ・・・・
あか、 オレンジ、 きいろ、 みどり、 あお、 こん、 むらさき。
そして
おひさまの ひかり。
※ 『 にじを つくったのは だあれ ? 』 ベティ・アン・シュワルツ作、 ドナ・ターナー絵、 鈴木ユリイカ文、 世界文化社 2002年