スモールさん シリーズの  一冊（ 1946年 ）です。

消防士の

スモールさんが　大活躍です。

・・・

ちん　ちん ！　

　　 ちん　ちん　ちん ！

・・・

消防署のベルが 　なりました。

スモールさんは、

すべりぼうを

すべりおり、

いぬの　ティンカーを　助手席に乗せ、

さあ、

出動です。

・・・

かん　かん　かん　かん

　      う－ う－ う－ う－ う－ う－ ！

・・・

火災現場 で、

ホースを　   おろします。

・・・

うちのなかへ　はいれ ！

　　 ほうすい　かいし ！

       てきぱきと

指示をだす　スモールさん。

・・・

でも、

おんなのこと　ねこが

まだ　２かいにいます。

はじごを　かけ

救出する　スモールさん。

・・・

こんどは

屋根にあがり

火事を消します。

・・・

　　じゅ－   じゅ－   じゅっ   じゅっ ！

　　　　　・・・

しろい　けむりが　たちのぼり、

火は　きえました。

 ほうすい　やめえ ！

スモールさんたちは、あとかたづけをして　消防署へ　帰ります。

・・・

子どもの

だいすきな　じどうしゃ。

赤い　消防車は、

もっと　魅力的。

スピード感のある　展開。

ハラハラ　ドキドキの　緊迫感。

てきぱき働く　スモールさん。

素朴で、味わいのある　レンスキーの　絵。

よく見ると

いぬのティンカーは

ずっと　しょうぼうしゃに　います。

・・・

※ 『 ちいさい しょうぼう じどうしゃ 』　ロイス・レンスキー文・絵　わたなべしげお訳　  福音館書店　　1970年（ 初版 1946年 ）   ３歳ごろから。

『 ちいさい じどうしゃ 』（ 1934年 ）

『 ちいさい ヨット 』（ 1937年 ）

『 ちいさい ひこうき 』 （ 1938年 ）

『 ちいさい きかんしゃ 』（ 1940年 ）

『 スモールさんの のうじょう 』 （ 1942年 ）

『 カウボーイの スモールさん 』 （ 1949年 ）

『 スモールさんは おとうさん 』 （ 1951年 ）

『 おまわりさんの スモールさん』（ 1962年 ）

いずれも、 福音館書店から、 渡辺茂男訳で 出版されました。