歌う絵本。
プラス、
ナンセンスな絵本です。
あったとさ あったとさ ♪
ひろい のっぱら どまんなか
きょだいな ピアノが あったとさ
こどもが 100にん やってきて
ピアノの うえで おにごっこ
キラリラ グヮーン コキーン ゴガーン ♪
あったとさ あったとさ
ひろい のっぱら どまんなか
きょだいな ○○ あったとさ
こどもが 100人 やってきて・・・
このくりかえしです。
巨大な ○○ あったとさ。
○○ に入る ことばは ?
・・・
せっけん
でんわ
トイレット ペーパー
ビン
もも
あわだてき
せんぷうき
で、どうなったの ?
・・・
せっけんは ? つるり つるつる すべりっこ。
でんわ は? ゼロゼロゼロばん、まわすと 地獄の受付に。
トイレットペーパーは ? 「かみ かみ かみ」と追いかけお尻をふいたとさ。
ビンは ? ビンの中でお休み。
ももは ? ぴょんぴょん飛びだす 桃太郎。
あわだてきは ? 雲がもくもく 雨がザーザー。
せんぷうはき ? ひらひら ひらひら くるるるる・・・
( 予想は つきますが )
子どもたちは みんな 飛んでいく。
( 下の絵 )
ピアノ、せっけん、でんわ、トイレット ペーパーなど、みんな規格はずれの 大きさです。タイトルも『 きょだいな きょだいな 』です。でも、なんでも大きくなりすぎると、ナンセンスに早変わり。大笑い。この絵本のように、「もし、~ ならば」のファンタジーの公式( ジャンニ・ロダーリ )から、おはなしが生まれます。空想がひろがります。
・・・
※『 きょだいな きょだいな 』 長谷川摂子作 降矢なな絵 福音館書店 1994年 読んであげるなら、3歳から ( 2018/7/3 )