くまと
少年の
ふれあいを えがいた 絵本。
1952年のコルデコット賞受賞作品です。
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ある日、
ジョニーくんは
森にでかけます。
でも、
森からつれてきたのは
こぐま。
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こぐまは、
どんどん成長していきます。
ぎゅうにゅう
にわとりの えさ
りんご
パンケーキ
かえでさとうが
だいすき。
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よその家 の
とうもろこし
ベーコンや
ハム
かえでの みつまで
食べてしまい、
村の やっかいものに。
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少年は、
おおきくなりすぎた くま を
森に返そうとします。
でも、
なんど やっても
もどってきます。
そこで、
おとうさんと相談し、
さいごに、
鉄砲で撃つことにしました。
(ええっー!)
くまは、どうなるのでしょう ?
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結末を知りたい読者。
はたして
その 結末は ?
おおきく なりすぎた くまは、
さいごに、動物園に引き取られることになったのでした。
(ハッピーエンド!)
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成長し、どんどん追いつめられていく
くま。
悪気はないのに、
自然なふるまい( 成長 )が、自分ののぞまない事態をうみだしていきます。
ここにドラマがあります。それは人生の真実でもあります。
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※『 おおきく なりすぎた くま 』 リンド・ワード 文・画 渡辺茂男訳 ほるぷ出版 1985年 86頁の読みごたえのある おはなしです。