![](https://ehon.furuhashi-kazuo.com/wordpress/wp-content/uploads/2020/04/-2-e1587784423516.jpg)
「もし、わにがお風呂に入ってきたら・・・、こうなった」という絵本です。表紙を見れば、絵本の世界がわかりますね。
笑える絵本です。
・・・
わにわにが、
おふろ場に入ってきます。
きゅるり きゅるり きゅるり
蛇口をひねります。
じゃば じゃば じゃば
お湯を入れ、
お風呂に、おもちゃをうかべ、
お風呂に、よじのぼります。
ずる ずり ずる ずり
じょろろーん!
![](https://ehon.furuhashi-kazuo.com/wordpress/wp-content/uploads/2020/04/1-e1587784986920.jpeg)
おもちゃで遊び、
石鹸のあぶくをとばし、
うたをも歌います。
さいごは?
お湯にもぐって、
じーっと あたたまります。
・・・
お湯からでて、
からだをタオルでふいて、
ぐにっ ぐにっ ぐなっ ぐなっ
わにわには、お風呂場からでていきます。
わにわには おふろが だいすきです。
最後のページには、ジュースをストローで飲むわにわにが描かれています。
これで、おしまい。
![](https://ehon.furuhashi-kazuo.com/wordpress/wp-content/uploads/2020/04/-2-e1587785136398.jpeg)
子どもに大うけの絵本です。わにわにが、妙にリアルです。しかし、怖いのではなく、かわいいと感じてしまいます。おもちゃで遊ぶ、あぶくを飛ばす、うたを歌う場面(上の絵)は人間のようです。そのポーズが決まっています。
「じょろろーん」「ぐに ぐに ぐなっ ぐなっ」などのオノマトペがユニークです。石鹸のあぶくの場面は「ぷー ぷー ららら ぷー ららら」。洗面器の帽子をかぶり、シャワーヘッドをマイクにして歌う場面が秀逸です。「うり うり うり うり オーイェー」。読み手は実際に歌ってあげるとよいでしょう。
・・・
※ 『わにわにのおふろ』 小風さち文、山口マオ絵、福音館書店 2004年 (2020/4/30)