『くだもの』の作者・平山和子さんの絵本です。
野菜が、みずみずしく描かれています。
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はたけで そだった だいこん。
やおやさんに ならびました。
ふとった だいこんですよ。
はたけで そだった きゃぺつ。
やおやさんに ならびました。
やわらかい きゃべつですよ。
この後、
おなじ形式で
とまと、ほうれんそう、さつまいもが紹介されます。
とまとは とりたて。
ほうれんそうは、おいしい。
さつまいもは、あまい。
さいごは、
やきいもにして、「いただきまーす」
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畑で成長した野菜、八百屋さんにならんだ野菜は、手にとって見たくなるほどリアルに描かれています。トマトなどは、食べたいと言う子もいることでしょう。また、だいこん、とまと、さつまいもは、スーパーなどで売られているのとは違って、すこし、いびつなものもあります。
「はたけで そだった ~ 」、「やおやさんに ならびました」の文が、リズムよく繰りかえされています。野菜が育つのは畑です。子どもたちが、野菜と出会うのは、八百屋さんやスーパーでしょう。る。ですから、「はたけで そだった ~ 」の文がいきてきます。
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※『やさい』 平山和子作、福音館書店 1982年 (2023/11/12)