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タイトルのとおり、「おやすみなさい」の絵本です。
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みどりの部屋に、
でんわ
赤い ふうせん
壁にかけられた絵が みっつ
こねこが 2ひき
てぶくろ
人形のいえ
こねずみ
くし と ブラシ
おかゆが あります。
「しずかにおし」という、うさぎのおばあさん。
こうさぎは、ベッドのなか。まだ、眠れません。
語り手は、いいます。
それは こうさぎの声とかさなります。
おやすみ おへや
おやすみ おつきさま
おやすみ お月様を 飛びこしている うしさん
![](https://ehon.furuhashi-kazuo.com/wordpress/wp-content/uploads/2023/09/おやすみなさいおつきさま②.jpg)
あかりさん
あかい ふうせん
くまさん
いすさん
こねこさん・・・
おやすみ おかゆさん
おやすみ 「しずかにおし」という おばあさん・・・
おやすみ そこここできこえる おとたちも
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月や星が見える部屋の こうさぎ。なかなか眠れませんでした。
でも、こうさぎは、ひとつひとつに声をかけ、眠りにつきました。絵本のなかで、「おやすみ」の言葉が何回もくりかえされます。くりかえしの中で、読者の子どもたちも、眠りへ誘われます
「うしが月を飛びこえた」の絵は、『マザーグース』(Hey diddle, diddle)です。昔ばなしの「3びきのくま」の絵もあります。『ぼくにげちゃうよ』の絵本にある、クレメント・ハードの絵(ニンジンで、こうさぎを釣り上げる、かあさんうさぎ)もありました。すこしずつのぼっていく満月や時計の針の動きに、時間の経過を感じます。
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※『おやすみなさい おつきさま』 マーガレット・ワイズ・ブラウン作、クレメント・ハード絵、瀬田貞二訳、評論社 1979年(1947年初版) (2023/9/27)