ふるはしかずおの絵本ブログ3

『ゾウ』- わかりやすく、おもしろいゾウの絵本

男の子の「ぼく」が、ゾウのことをいろいろと説明してくれます。

語り手は「ぼく」です。

   

  

 「ゾウは、陸でいちばん 大きなほ乳類なんだって

   

何年も前に 見つけた 

食べものや 水のある場所を おぼえているほど

あたまが よい

ゾウは、

アフリカゾウマルミミゾウアジアゾウの3種

    

      

器用で

遊び好きで、

たのしいことが すき

   

せなかに ハエがとまっても 分かるほど 

敏感な 皮ふ

体重は7トン

赤ちゃんゾウは120キロ(アフリカゾウ)

    

足のうらは敏感で 10キロ離れた振動も かんじとる

 

 「耳で 感情をあらわすんだ

  ともだちに あいさつするときは、

  耳をうれしそうに パタパタゆらす

  

 

「するどいキバは、前歯がのびたものだよ」

 

「ゾウのあいさつは、おたがいの口のなかに 鼻をいれるんだよ・・・

 ちいさな実や種を、指みたいに 鼻の先で ひろうこともできるよ」

   

    

   

ゾウの群れは、メスのゾウがリーダー

ゾウの 子育て

ゾウの 食事の量

1日 だいたい100キロくらいの ウンチ

   

 

泳ぎが 得意な ゾウ

鼻を シュノーケルのように つかう

  

動植物にとっても ゾウはたいせつ

ゾウは たいてい60歳くらいで 死んでいく

 

 野生のゾウは・・・2時間くらいしかねむらないことや

 まったく ねむらないことだってあるよ

     

 ぼくたちは 夜ぐっすりねむらなきゃ

 こっくりこっくり、もう夢のなか

     

       

「ぼく」がゾウについて説明するかたちをとっていますが、語り手を「ぼく」にしたことは、読者の子どもを意識してのことでしょう。文末から、「なんだって」「すぐわかるんだよ」「いれるんだよ」「あるよ」という「ぼく」の声が聞こえてきます。 

    

「耳で感情を表現すること」「2時間くらいしか眠らないこと」など、ゾウについて知らなかったことがたくさんありました。科学の絵本でもあります。   

   

冒頭に「作者のことば」があります。

「ゾウの起源は、5500万年前の北アフリカにさかのぼります。これまで、科学者たちはゾウを300種以上に分類してきました。今日では、たった3種のゾウだけ生き残っています。アフリカゾウとマルミミゾウとアジアゾウです。どれも絶滅の危機にあります

          ・・・

※『ゾウ』 ジェニ・デズモンド作、福本由紀子約、BL出版 2019年  (2026/2/16)

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