ふるはしかずおの絵本ブログ3

『いっぽんの木』- ぶなの木とどうぶつたち

動物や鳥たちが つどう ぶなの木の 一年です。

  

     

降りしきる雪のなか、ぶなの木が さびしそうに立っています。

でも、あれは?

    

のうさぎです

ぶなの根本に くぼみを見つけて ひとあんしん

ぶなの洞に ねずみか せいかつしています

   

雪が とけるころ

つぐみたちが 枝におり はねをやすめます

みそさざいが 春を しらせます

ふくろうも 春のひざしに うっとり

 

   

ぶなの木の まわりは にぎやかに なりまし

   

  

つばめが 南をめざし

ひなふくろうが 育つころ

夏も おわりです

    

  

いきものたちは いそいで 冬支度に かかります

 

   

はりねずみは ぶなの落ち葉で ねどこを つくります

かりが 渡っていきます

のうさぎが 懐かしい ぶなの木を

めざして もどってきました

   

            ・・・

野原に立つぶなの木の一年です。いろいろな鳥やけものが集まってきます。作者はオランダの人ですので、オランダの野原の風景でしょう。毎年毎年、おなじような営みがくりかえされます。ゆたかな自然のに人は描かれていませんが、遠くに家が見えます。自然の中で、自然と一体となった暮らしが見えます。

         ・・・

※『いっぽんの木』 ウルコ・ラボンデール作、横山和子訳、ほるぷ出版 1993年 (2025/12/29)

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