ぼくね、
おたんじょうびの おくりものだったんだ。
・・・
ぼくって だれ ?
ねこ。
ねこが 語り手です。
・・・
ぼくは、
あたらしい家を あちこち。
バルコニーから、やね へ。
そこは、ぼくの なわばり。
お気に入りの 場所。
世界の てっぺん!
・・・
ぼくは、ハトに 近づいて・・・
飛びかかり、ジャンプ!!
でも、ぼくは、とべなかった。
( 猫 だもの )
ワッ
キャッ
おおっと
ドサリ!
ぼくのプライドは ずたずた。
バルコニーにも、やねにも 行きたくない。
でも、
カラスが やって来ると( 本能が目覚め )、
カラスを 追いかけ、
ねらって、
ねらって・・・
ジャンプ !
エイッ !
ぼくは、また、せかいの てっぺん( 屋根 )へ。
( 猫は 高いところが 好きですからね。 )
表情ゆたかな ねこが魅力の絵本です。
ねこが大好きな人に おすすめします。
背景は パリの風景です。
※ 『てっぺんねこ』 C・ロジャー・メイダー作 灰島かり訳 ほるぷ出版 2015年 (2016/6/17)
翻訳者であり、児童文学研究者の灰島かりさんは、6月14日にお亡くなりになりました。謹んで哀悼を意を表します。