ふるはしかずおの絵本ブログ3

『 ぐるんぱの ようちえん 』- 自分の居場所を 見つけた ぐるんぱ
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むかし 読んだ

懐かしい絵本。

1966年 初版です。

・・・

ぞうの ぐるんぱ は、

ずうっと ひとりぼっち。

すごく きたなくて

くさーい におい。

いつも ぶらぶら している 

ときどき めそめそ なく 

ぞうたちは、ぐるんぱをきれいにして、働きにだすことに しました。

(  ぐるんぱは、こうして じゃんぐるをでるんだ。 )

・・・

ぐるんぱが、

はじめに、つとめたのは

びすけっとやさん

はりきって

特大のびすけっと を つくり、

「 もう けっこう 」

と ことわられました。

・・・

つぎは、

おさら。

おおきな おさら をつくり、

「 もう けっこう 」。

こんどは、

くつや。

ここでも、

おおきな くつ を つくり、

「 もう けっこう 」。

・・・

ぴあの     こうじょう で、

「 もう けっこう 」。

じどうしゃ こうじょう で、

「 もう けっこう 」。

つくるものが、大きすぎる のです!

( ぐるんぱには ぴったり なんだけど。 )

・・・

しょんぼり しょんぼり の

ぐるんぱに、おかあさんが、12人の子どもたちと遊んでと頼みます。

・・・

ぐるんぱが、

ぴあのを ひいて

歌を うたうと、

みんな 大喜び。

おおきな おさらは プール 

おおきな くつで かくれんぼ 

びすけっとは たくさん残っています。

ぐるんぱは、幼稚園をひらくことになったのです。

・・・

よかれと、思ってやったのに、

すべて 空まわり。

5回の失敗。

でも、

さいごに、

ぐるんぱは、自分の 居場所を見つけ、幼稚園をつくった のです

( なんだか 若者論のような おはなしなんですね。 )

・・・
※ 『 ぐるんぱの ようちえん 』  西内ミナミ作   堀内誠一絵   福音館書店  1966年

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