わらべうたの絵本です。
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♪ねーずみ ねーずみ どーこ いきゃ?
わがすへ
ちゅっ ちゅく ちゅ♪
(かあさんねずみのところへ)
♪うーさぎ うーさぎ どーこ いきゃ?
わがすへ
ぴょん たか ぴょん♪
(かあさんうさぎのところへ)
つぎは、こぐま。
さいごは、はなちゃんです。
♪はなちゃん はなちゃん どーこ いきゃ?
たったか とっとこ
たったか とっとこ
ただいま! ♪♪
(かあさんの腕の中へ「ただいま」)
心地のよいリズムの歌です。
わらべうたは「どーこ いきゃ?」「わがすへ」で終わっています。でも、巣のなかに大好きなかあさんがいることは容易に想像がつきます。また、絵がそれを表現しています。読者に安心感がうまれれるでしょう。
はなちゃんの場面に子ねこがいます。子ねこのことは歌われていませんので、子ねこはおかあさんに会えたのかどうか気になりました。
しかし、裏表紙を見ますと、ちゃんとかあさんねこといっしょです。読者の子どもたちも安心することでしょう。
「はなちゃん はなちゃん」のところは、みなさん、お子さんの名前をいれて歌っていることと思います。わらべうたのような文化を次の世代に伝えるには、子ども時代がとても大切だと思います。
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※『ねーずみ ねーずみ どーこ いきゃ?』 こがようこ構成・文、降矢なな絵、童心社 2018年 (2022/5/5)