
ダニーさんは、イスラエル生まれ。
18歳で 軍隊に はいりました。
3年間の 徴兵制を おえて 日本にきた ダニーさん。
日本で 暮らすうちに ダニーさんは 気がつきました
生まれた場所が ちがっても
言葉が ちがっても
「てき」なんて どこにも いなことに
どの ひとにも 愛している 人が いて
友だちが いて
かけがいのない いのちが あり
きずつけて いい いのちは ないということに
ダニーさんは 家具職人に なりました
ちゃぶ台を つくります
かどの ない ばしょで
まるく なかよく なれるように
おだやかな 時間が うまれていくように
たくさんの 笑い声が うまれるように
ダニーさんは 知っています
「てき」だと おそわった ひとたちと
ともに はなし
なかよく できることを
みんな おなじ にんげんだ、と いうことを
ダニーさんの たくましい 手
それは 兵隊の手ではありません
家具職人の 手です
ちゃぶだいを かこむ あなたと たいせつな ひとが
これからも ずっと ずっと しあわせで いられるように

「ちゃぶだい」が、平和の象徴的な意味を持っていることは、お分かりのことと思います。まるく、かどがない形は、ちゃぶ台のまわりに座る人を平等な位置におきます。ダニーさんは、たくさんの 笑い声が うまれるように、ちゃぶ台をつくります。
「てき」だと教えられた人が、どのような人なのか、ダニーさんは日本へ来て、知りました。お互いを知ること、理解することは、平和への第一歩です。ダニーさんは、家具職人をしながら、平和を唱え、平和をまもる活動を続けています。
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※『ダニーさんのちゃぶだい』 ダニー・ネフセタイ企画、なるかわしんご作、イマジネイション・プラス 2025年 (2026/2/9)









