ふるはしかずおの絵本ブログ3

『わすれられない おくりもの』-支えあういのち、いのちのつながり

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いのちの つながりとは、何かを考えさせられる 絵本です。

     ・・・

みんなから 慕われている アナグマ。

秋の終わり、

アナグマは自分の死をさとりました。

そして、ある夜、アナグマは死にました。

「 長いトンネルの  むこう に 行くよ  さようなら  アナグマより 」

という手紙を残して。

     ・・・

友人を失った仲間のどうぶつたち。

モグラ、

カエル、

キツネ、

ウサギのおくさん。

かれらは、

アナグマの思い出を語りあいます。

     ・・・

そして、

気づくのです。

アナグマが残してくれたものが、みんなの心のなかで生きつづけていることに。支えあって生きている( 生きてきた )ことに。

     ・・・

このことが  わかったとき、

どうぶつたちは、悲しみをのりこえる勇気がうまれたのです。

いつか訪れる死。永遠のいのちはありません。

いのちは  ひとつ。

いのちは、つながっています。支えあっています。

また、いのちを  生みだすのは  いのちだけ。

アナグマは みんなの こころのなかで生きつづけました。記憶すること、忘れないことの大切さがわかります。

      ・・・

※ 『 わすれられない おくりもの 』 スーザン・バーレイ 作・絵、  小川仁央訳、  評論社、 1986年発行 大人向けの 絵本です。

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