ふるはしかずおの絵本ブログ3

『 子うさぎ ましろの お話 』- サンタクロースの贈りもの

クリスマスの絵本(1970年)です。

     

クリスマスの日、
北の国の 動物の 子どもたちも、

サンタクロースから 贈りものを もらいました。

      

白うさぎの ましろが もったものは、
銀色の玉や
おおきな お菓子と、
部屋にかける きれいな かざりでした。

     
でも、すぐに お菓子を 食べてしまった ましろ。
もっとほしい、と思いました。

   

    

ましろは、
燃えがらを すりつけて、からだを 黒くします
黒い うさぎに ばけて

サンタクロースから、もう一度、プレゼントを もらおうとしました。

    

     

サンタクロースは、ひと目で 見ぬきました。

       

サンタクロースは、

空っぽの袋の なかから、ひとつぶの種を ましろに 渡しました。

ましろは、炭をとろうとしますが、落ちず、

涙をこぼし、反省します。

      
     
祈る気持ちとともに、ましろは 真っ白なうさぎに もどりました。

     

ましろが サンタクロースから もらった種は、

春になって 芽を出し、
冬には おおきな もみの木に なりました

    

         ・・・
※『子うさぎましろのお話』 ささきたづ文 みよしせきや絵 ポプラ社 1978年  (2025/1/18)

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