読書の楽しみ、たいせつさを 散文詩で語ります。
ぼくは たびをする
本のなかで
とおいくにの しらないまちを
わたしは であう
本のなかで
はるかなときをこえて おおくのひとと
ぼく(わたし)は
本のなかて
たのしむ
ゆめみる
まなぶ
たどる
本をよんで
わたしたちは
きづく
おもう
しる
かんがえる
かたりあう
わたしたちは 本をよむ
わたしたちは さがしつつげる
自分いっさつの本を
本のせかいは
おおきい
ひろい
おくぶかい
本のせかいは まっている
あさもひるもよるも まっている
わたしたちがおとずれるのを まっている
「シリーズわくわく図書館」(全6巻)の一冊です。
本は、あなたを じっと待っています。本の選択は、あなたに まかされています。
本を開けば、あなたの生き方に大きな影響をあたえる人や考え方、ものごとに出合うかもしれません。本を開くというのは、大袈裟な言い方ですが、「知る権利」「知る自由」の行使です。
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※『本のせかいへ』 笠原良郎 文 ; 太田大八 絵 アリス館 2010年 (2024/11/9)