ふるはしかずおの絵本ブログ3

『巣のはなし くふういっぱいの、いきものたちのいえ』

動物にとって大切なことは・・・

①.食べること

②.身を守ること

③.子孫を残すこと

動物たちの巣は、②と③にかかわる大切な働きをしています。

 

   

チッチ、ブンブン、キーキー、チーチー、ブクブク

巣はにぎやか。みんな 子育て中です。

 

    

各ページのタイトルです。

    

 巣はいごこちがいい

 おおきな巣 ちいさな巣

 とげとげの巣 かみで できた巣 いしころの巣

 あわでできた巣

 ほかほかの巣

 めだたない巣

 

 よりあつまった巣、

 かわった巣

 どろでできた巣

 かりものの巣

 巣はにぎやか・・・

   

 

 でも、にぎやかなのも、こどもたちが、

 とんだり、およいだり、あるいたり

 できるようになるまでのこと。

   

              ・・・

鳥類、昆虫、両生類、魚類、は虫類、ほ乳類の巣を紹介しています。形の大きさ、巣の材料、巣の特徴などに、どうぶつたちの驚きの戦略がみえます。例をあげれば、ヘビなどの天敵から身をまもるために、棘のはえたサボテンに巣をつくるサボテンフクロウ、サボテンミソサザイ(上の絵)。また、足をからめ、あごでかみついて、数万から数十万のグンタイアリの「生きた巣」は驚きです。

     

どれも、それぞれの動物に合った、安全な巣、すみやすい巣、子育てしやすい巣です。身を守るため、子孫を残すための巣です。

    

       ・・・

※『巣のはなし くふういっぱいの、いきものたちのいえ』 ダイアナ・アストン文、シルビア・ロング絵、千葉茂樹訳 ほるぷ出版 2015年  (2025/2/8)

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