積み木がどんどん変わっていきます。
人形の おとこのこと おんなのこが
最初に つくったのは
家
家が 火事に なりました
ふたりは
家をこわし
消防自動車を つくります
消防自動車が 水を放水して、火事は 消えました
でも、
消防自動車は 水浸し
こんどは、
消防自動車を こわし
船を つくりました
船は 海を すすみます
船が 陸地につくと、
ふたりは 船を トラックに 変えました
トラックは
蒸気機関車に 変わります
けむりを はいて 蒸気機関車は すすみます
そして
ふたりは
蒸気機関車を 解体して・・・
さいごに つくったのは
ふたりの 家
・・・
積み木が、家、消防自動車、船、トラック、蒸気機関車とどんどん変わっていきます。つぎはなにに変わるだろうか、読者は楽しみです。「ページめくりのドラマ」が生まれます。文字のない絵本ですが、言葉、文章が、読者のこころに生まれます。子どもたちの口々から、いろいろな言葉がでてくることでしょう。
ケイト・グリーナウェイ賞の作家・パット・ハッチンスのロングセラー絵本です。
・・・
※『なんにかわるかな?』 パット・ハッチンス作 ほるぷ出版 1975年