ふるはしかずおの絵本ブログ3

『なにができる?』- 読者と対話する絵本

彫ったり

けずったり

みがいたり

色を つけたりして・・・

木が 

思いもよらぬものに かわっていきます

 

   

1つの 四角い木が あります

なにが できる?

  

 とん とん かん かん ぎこ ぎこ さく さく

   

(ページをめくると)

ゼリーが できた

 [みずみずしくて、透明感のあるゼリー]

   


2つの木

なにが できる?

(ページをめくると)

えびの おすしが できた

 [食べてみたいようなお寿司]

   

    

3つの木だと

ホットケーキ

   

    

4つの木では

ミニトマト

   

   

5つの木だと

ショートケーキ

   

   

6つの木

なにが できる?

   

 とん とん  ざく ざく  ばり ばり ばり

 かち かち  くる くる

 しゅっ しゅっ しゅっ

    

ブロッコリー、オレンジ、オムライス、ウインナー、プリン、ハンバーグ

できた!

    

  

 みんな あつめたら・・・

 おこさまランチの

 できあがり

  

          ・・・

食べられない木が、食べられるものに 変身。

硬い木が、みずみずしいプリン、やわらかなホットケーキ、おいしそうなショートケーキに変身します。木彫りの作品には、圧倒的なリアリティがあります。絵本には、思いもかけぬものがあらわれる、驚き・おもしろさ(美)があります。

    

    

作者が創造した作品が、読み手の声にみちびかれ、子どもの想像力のなかに世界が立ちあがるとき、絵本は絵本になります。絵本は、作者・読み手・子どもが、ともに創り上げる芸術です。 

       

この絵本も、子どもとの対話がうまれる絵本です。読み手は、子どもと対話するように読んであげることで、想像するよろこびの体験と驚きを子どもと共有してください。

    

          ・・・

※『なにができる?』 キボリノコンノ作、PHP研究所 2023年  (2026/7/24)

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