ふるはしかずおの絵本ブログ3

『ともだち つれて よろしいですか』- ぼくの愉快な仲間たち

ぼくは、どんな友だちを つれてくるのでしょうか?

     

    

おおさまと おきさきさまが、

ぼくを 日曜日の お茶に 招待してくれました

   

 「ともだちつれてよろしいですか」

 「いいとも いいとも 

  わたしたちの ともだちの ともだちなら だいかんげい」

  
ぼくが はじめにつれいった おともだちは・・・

キリン

   

 ぼくの ともだちは

 ぼくの となりに すわりました

 それから みんなで おちゃを いただきました

 

 

繰り返しです

カバ     (月曜日の 晩ご飯)

サルたち   (火曜日の お昼ご飯)

ゾウ     (水曜日の 朝ごはん)

ライオンたち (木曜日は ハロウィーンのお祭)

アシカ    (金曜日は アップルパイ)

   

 

こんどは ぼくの ともだちが おうさまと おきさきさまを ごしょうたい

    

 ぼくと ぼくの ともだちは

 どようびの 2じはん

 どうぶつえんで おちゃを

 いただくことに なりました

       

    

招待されたどうぶつたちは、みんな、個性的な人物です。

カバはしっぽにリボンをつけて、たべものをぜんぶ平らげてしまいました。サルたちは、天井にぶら下がり、悪戯放題のようす。ライオンたちは、ハロウィーンの仮装でしょうか、仮面をつけて登場しています。おきさきさまが、アシカに「みよ、めを ひらき」(聖歌?)を吹いてきかせてと頼むと、「アップル・バイは えいえんに」という曲をふいています。ユーモアでしょう。

     

友だちをつれてきたときの、おうさまとおきさき様の表情は、喜んでいたり、楽しんでいたり、困惑していたり、驚いたりしています。ぼくはいつも笑顔です。1965年のコルデコット賞受賞作品です。

      ・・・

※『ともだち つれて よろしいですか』 ベアトリス・シェンク・ド・レーニエ文、ベニ・モントレソール絵、渡辺茂男訳 童話館出版 2003年  (2025/6/12)

 

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