動物たちは、みんな、どのようにして 寝ているのでしょうか。
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ねこといぬは、まあるくなって ねむります。
・・・たくさんあそんで、たっぷり おやすみ。
ガチョウは いけで
ニワトリは こやのなかで
馬は まきばで
牛は うしごやで おやすみなさい
カヤネズミは ちいさな すのなかで
カタツムリは からに かくれて
カメは こうらにはいって、おやすみなさい
キリンは たったまま
ナマケモノは さかさまに なって
コウモリも さかさま
さかなは、めをぱっちり あけて およぎながら
眠ります。
ミーアキャット くっつきあって
サイ 1頭だけで
トラ 大地に 横になって
ペンギン さむい南極で
クマ 冬眠
アリ 眠っても すぐ 目をさます。
動物も夢を見るのかな?
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「おやすみなさい」の絵本です。子どもが眠る前に読んであげるのも、よいかもしれません。みんな、おやすみ。お布団のなかで寝ましょうね、と言って。科学の絵本として見れば、動物が「どのようにして眠るのか」という観点が大切です。また、眠るすがたから、動物たちの多様な生き方を学べます。
犬も人間と同じように夢をみると言われています。
絵本によれば、キリンは1日20分しか眠らないそうです。
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※『おやすみなさい どうぶつたち』 ケイト・プレンダーガスト作、吉原菜穂訳、潮出版社 2020年 (2024/8/9)