はたらく車たちを題材にした、異色の「おやすみなさい」の絵本です。

　　　　

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登場人物は、

クレーンしゃ、ミキサーしゃ　ダンプカー、ブルドーザー、ショベルカー

　　　　　

クレーンしゃが

最後の鉄骨を　つりあげた

ながい　ブームを　するする　ちぢめ、

しずかに　めを　とじる。　　　

　　　　　

　しーっ・・・

　おやすみ、クレーンしゃ、おやすみ

　　　　　

　　　　　　

ミキサーしゃは

ミキサーを　さいご　ぐるんと　ひとまわし。

セメントを　ながして　おしまいだ。

エンジンを　きり、ライトを　消せば

たのしい夢の　時間。

　　　

　しーっ・・・

　おやすみ、ミキサーしゃ、おやすみ

　　　　　

　　　　

ダンプカー

ブルドーザー

ショベルカーも

ゆっくり　めを　とじ、ゆめを　見はじめる。

　　　　

　しーっ・・・

　おやすみ、ダンプカー（ ブルドーザー。ショベルカー ）、おやすみ

　　　　　　

　　　　

つかれた　からだを　やすめよう。

あしたの　あさまで　いいゆめを　みよう

みんな　　ぐっすり　ねむってる。

でんきを　けして　　ねるじかん。

　　　

　しーっ・・・

　おやすみ・・・ゆっくり、おやすみ！

　　　　

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朝から夜まで働く車たち。せっせと働く車たち。夕方になり、三日月が輝くころ、みんな疲れ果て　眠りにつきます。「しーっ・・・おやすみ・・・ゆっくり、おやすみ！」のくりかえしです。それは、読者の子どもたちの「おやすみ」のススメです。

　　　　　　

絵本は、クレーンしゃ、ミキサーしゃ　ダンプカー、ブルドーザー、ショベルカーのように、あなたもいっぱい遊んで疲れたでしょ、車たちもおやすみの時間よ、いっしょに寝ましょうね、と読者の子どもたちへ呼びかけています。乗り物が大好きな子どもに向けた「おやすみなさい」の絵本です。

　　　　

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※『おやすみ、はたらくくるまたち』　シェリー・ダスキー・リンカー文、トム・リヒテンヘルド絵、福本友美子訳、ひさかたチャイルド　2012年　　（2024/9/16）