
おばけのおはなし。かわいい、おばけのジョージ―です。
ホイッティカーさんの家の 屋根裏部屋に
ちいさな おばけが 住んでいました
なまえは、ジョージーと いいました
ジョージーは、
毎晩 おなじ時間に、
階段を みしりと いわせ
広間の ドアを ギーと いわせました
それで
ホイッティカー夫妻は 寝る時間だと わかり、
ねこの ハーマンは、ねずみを 探しまわる時間だと わかり、
ふくろうの オリバーは
「ほー ほー!」と 鳴く時間だと わかりました。
ところが、
ホイッティカーさんが、
階段と ドアを 修理して しまいました。
階段は みしみし
ドアは ギーギー いわなく なりました。
みんな、時間が わからなく なってしまいました。
ジョージ―は、
新しい家を 探すことに しました。
お化けのいない家は、グロームズさんの家だけでした。
いんきな 気味の悪い 家でした
グロームズさんは 変わり者の じいさんで
その家で くらすのは たいへんでした
死ぬほど 怖い思いを しました。
ある日
ふくろうの オリバーが、
ホイッティカーさんの 家の 階段の板が ゆるみ、
ドアが さび付いたことを ジョージ―に 知らせました。
なんて うれしい しらせなんでしょう!
ジョージ―は、
ホイッティカーさんの家へ とんで帰りました。
こうして、あのなつかしい時間に
階段が みしりと なり、ドアが ぎーと なりました。

やれ やれ、めでたし めでたし
・・・
ジョージ―は、とてもかわいらしいおばけです。
ジョージ―が移った、グロームズさんの家では、牛小屋で暮らすたいへんな目にもあいました。雪も降り、ふきっさらしの牛小屋は、とても寒く、居心地がよくありませんでした。ねこのハーマンが、ホイッティカーさんの家の階段とドアの変化に気がつきました。ハーマンは、ふくろうのオリバーに知らせ、オリバーがジョージーに伝えたのでした。ほんとうに、「やれ やれ、めでたし めでたし」のオリバーでした。
白黒の絵本ですが、ジョージ―は、とても魅力的なキャラクターです。アメリカでの出版は、1944年です。「ジョージー」シリーズの第一作。ジョージ―の絵本は数多く出版されています。
・・・
※『おばけのジョージー』 ロバート・ブライト作・絵、光吉夏弥訳、福音館書店 2022年(初版1976年)









