
感謝するこころと言葉(「ありがとう」「どういたしまして」)をやさしく教えます。
ジミーくんは
いつも ごきげん
ジミーくんは、よい子
いつでも わすれずに 「ありがとう」と いえるから
ジミーくんは
お友だちから おもちゃを もらったとき
おねえさんの料理の おてつだいを させてもらったとき
おばあちゃんが ケーキを 焼いてくれたときも
ドアを 先に通してくれた ねこにも
ゆうびんやさんにも
おまわりさんにも
いつでも 「ありがとう」を いいます
みんなは
「どういたしまして ジミーくん」
ある日、
ジミーくんは、
みんなに 「ありがとう」って いわなくなりました
悪い子になったのでは ありません
「どういたしまして」って
言って みたくなったのです
ママが おしえてくれました
ジミーが ほかのひとに 親切にしてあげれば
みんな 「ありがとう」って いうでしょ
そしたら ジミーが 「どういたしまして」って
いえば いいのよ
ジミーくんは もいちど ごきげんに なりました
おねえさんに シチューを あげたら
パパに 帽子を とってあげたら
おばあちゃんに きれいな花を あげたら

郵便屋さんに 落ちていた切手を ひろってあげたら
おまわりさんに 傘を かしあげたら
みんな、「ありがとう」
ジミーくんは
「どういたしまして」と いいました
ジミーくんは、とても よいこ
いつでも わすれず
「ありがとう」「どういたしまして」
と いえるから
スロボドキンは、「にほんの みなさんへ」という前書きのなかで、「ありがとう」「どういたしまして」をどう言えばよいのか、わからない孫のために、この絵本をかいたと言っています。リズム感のある文章で、感謝する気持ちとことばを分かりやすく伝えます。シンプルな絵本ですが、子どもの成長をねがう作者のこころに共感します。
ジミー(あなた)が ほかのひとに 親切にしてあげれば
みんな 「ありがとう」って いうでしょ
そしたら ジミー(あなた)が 「どういたしまして」って
いえば いいのよ
姉妹絵本に『ごめんなさい! だいじょうぶ!』(こみやゆう訳、出版ワークス 2020年)があります。
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※『ありがとう…どういたしまして』 ルイス・スロボトキン作、渡辺茂男訳、偕成社 1969年 (2026/3/2)









