ふるはしかずおの絵本ブログ3

『 アベコベ さん 』-読者の 常識に 挑戦 ?

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タイトルの とおり、

生活の すべてが アベコベの 家族のおはなしです。

     ・・・

おきるのは 真夜中。

おきたら、

パジャマにきがえて、 ベッドで  夕ごはん。

 ( アベコベ。 )

手と足を つかって  食事。

外出は  パジャマ。

テレビを   さか立ちをして 見ています。

 ( みんな  アベコベ。 )

     ・・・

ある日、

おとなりの  プラムさんが

娘のルーシーの子守を  お願いにきました。

留守番をたのまれた  アベコベさん一家。

ルーシーの家に  行き、

きちんとしておいて あげましょう

さあ  たいへん !

きれいな部屋が  めちゃくちゃに。

壁に  ラクガキをしたり

パンを のこぎりで切ったり・・・

     ・・・

そこへ、

泥棒が入ってきました。

でも、

アベコベさん一家は、

おきゃくさんだ !

泥棒も  ビックリ !

 ( でしょうね。 )

     ・・・

プラムさんが 帰宅しました。

めっちゃくちゃに   したのは、 泥棒 ?

アベコベさん一家は、 さようならを 言うと

窓から帰りました。

     ・・・

子どもたちは言うでしょう。

そんな  ことはしないよ。

ぜんぶ  はんたいだよ。

常識はずれの行動をする アベコベさん一家。

  常識とのズレ、

  そこから、

  笑いやユーモアがうまれます。

最後にアベコベ一家のおとうさんのが言います。

よのなかには  いろんなひとが  いるんだ 」。

     ・・・

このような おかしな人たちは、 いませんが、

ものごとを アベコベに見る 見方はあります。

     ・・・

※ 『 アベコベ さん 』  フランセスカ・サイモン文、  ケレン・ラドロー絵、  青山南訳、  文化出版局  1997年

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