「 アンガス  シリーズ 」 の一冊です。

アンガスは、 好奇心いっぱいの 　いぬ。

あひるを　追ったり、

ねこに　興味を　もったりしています。

さまざまな　体験を通して、 いろいろなことを　学んでいくのです。

この『 ベス と アンガス 』 も、 そのような絵本です

　　　　　・・・

でも、

主役は、

アンガスではなく、 ブルン  ブルン  ベス。

ベスは、

はずかしがりやで　 こわがりや。

ある日、

おとなりの　庭から、 へんな音が、 聞こえてきました。

ミャーオ ！

クワック、 クワック ！

ウーウー、 ワン ！

　　　・・・

でてきたのは、

シリーズで　おなじみの

ねこ、

あひる、

そして　アンガス。

ベスは　びっくり。

でも、

あんまり　 びっくりしたので、

はずかしさや、 こわがることを　 忘れてしまいました。

ベスと　アンガスは、 いっしょに 　あひるを　追いかけはじめます。

庭を　かけめぐり

小道を　くだり

門を　かけぬけ

おもての　道を　はしり・・・

最後に

ウー、 ワン、と アンガス。

ウッフ ！ と ベス。

ベスの　 耳が 　ピンとたちました。

ベスの 　しっぽは 　ブルン　ブルン　 まわりだしました ！

いまでは、 ベスとアンガスは、 毎日、 いっしょに遊んでいます。

みんな、

ベスのことを、

ブルン  ブルン  ベスと 　よぶようになりました。

　　　　　・・・

ともだちの　アンガスに　さそわれて

殻を　うちやぶった　ベス。

ベスは　あたらしい自分を　発見しました。

ベスと　アンガスは、 もちろん、 子どもの　すがたです。

そして、

友達の　たいせつさが　わかります。

　　　　　・・・

※ 『 ベスと アンガス 』  マージョリー ・フラック 作 ・絵、 まさき るりこ訳、 アリス館　2007年発行

ほかに、『 アンガスと ねこ 』、 『 アンガスと あひる 』 『 まいごの アンガス 』 （ 福音館書店 ）、 『 トプシーと アンガス 』 （ アリス館 ）が あります。