ふるはしかずおの絵本ブログ3

『 ノンタン ぶらんこのせて 』- おまけの おまけの きしゃぽっぽ♪

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「ノンタンあそぼうよ」シリーズの第1弾(1976年)です。
思い出の絵本にあげる人が 多くいます。
      ・・・
ノンタン ノンタン、ぶらんこ のせて。」
ウサギ、
クマ、
タヌキ、
ブタがやって きます。
そのたびに
だめ だめ」と ノンタン。
ぶらんこを ひとりじめ。
友だちに かわろうと しません。
楽しいことは ずっーと していたい ノンタンです。
      ・・・
「ずるいよ ずるいよ。」
「じゅんばん じゅんばん、かわってよ。」
「もう あそんであげないよ。」
「みんな かえろう!」
かわるよ かわるよ。10まで かぞえたら、じゅんばん かわるよ。」
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でも、ノンタンは、1・2・3・・・?
えーと
えーと
「ちゃんと 10まで かぞえてよ。」
ノンタンは 1・2・3までしか 数えられません。
そこで、みんなで、10まで 数えて あげます。
最後は、こう言って。
      ・・・
 おまけの おまけの
 きしゃぽっぽ、
 ぽーっと なったら
 かわりましょ!

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楽しいものことやものを 独り占めしたい ノンタン。その気持ちは、読者の子どもも 同じです。ノンタンに同化しながらも、みんなと仲良くあそぶところに 導かれていきます。ノンタンのこころの変化が 描かれています。また、戸惑っていたり、怒っていたり、しょんぼりしていたり、笑ったりしている人物たちの表情も 読んでみましょう。
「おまけの おまけの きしゃぽっぽ、ぽーっと なったら かわりましょ」。
子どもたちは、もう、1から10までの かぞえ歌を 歌っていることでしょう。子どものこころ、子どもの世界を たくみにとらえた絵本です。
      ・・・
※『 ノンタン ぶらんこのせて 』 キヨノ サチコ作・絵 偕成社  1976年  (2017/8/26)

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