ふるはしかずおの絵本ブログ3

『 りんごです 』- みんな りんご、りんごが いっぱい

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すべてのページに りんごがでてきます。
でも、
りんごたち、さまざまな すがたです。
     ・・・
 半分に切った りんご(表紙)  
 かじった   りんご  
 食べ終った  りんご
 りんごの   たね  
 りんごの   芽  
 りんごの   花
 木になった  りんご
 10個の   りんご
 皮をむいた  りんご
 ママのエプロンにも りんご  
 いただきまーす
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りんごの成長も 描かれています。
 たね
 
 
 
     
色々な種類の りんごが あります。
 真っ赤な   りんご
 黄いろの   りんご
 オレンジ色の りんご 
 みどりの   りんご
 寿のマークの りんご
 ちいさい   りんご・・・

     
活字の色を変えて、りんごのたくさんの種類を表現しています。
  ( あか )
  ( みどり )
  ( きいろ )
  ( あお )
  ( ぶどう色 )
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色々な形、色、すがた- みんな ちがいます
でも、みんな りんご- みんな おなじです
     ・・・
りんごを 子どもと読み替えてみます。
りんごと同じように、子どもたち一人一人が、みんなちがいます。違いを見てあげることが大切。しかし、子どもは、子どもとして みんな共通のものをもっています。その共通するものとはなんでしょうか。なんだか、むずかしい問題になってきました。
『 りんごです 』の絵本は、りんごという身近な題材を使って、ちがうところ(差異性)をみるだけでなく、同じところ(同一性)を見ることが大切、ということを教えているようです。
     ・・・
※『 りんごです 』 川端誠 作・絵  文化出版局  1984年  (2017/9/22)

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