ふるはしかずおの絵本ブログ3

『 くんちゃんの だいりょこう 』- 子どもの 冒険を やさしく  見まもる 家族
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おかあさんと おとうさん に

見まもられた、くんちゃん の  

だ い り ょ こ う  ! ?

まわりは さむい 冬なのに、

あたたかで、ほのぼのとした 世界、

おもわず、笑みが こぼれる 世界です。

     ・・・

わたりどりが  

南に とんでいきます。

こぐまの くんちゃんは

     ・・・

      ぼくも みなみの くにへ いっていい ?

     ・・・

やらせて みなさい と おとうさん。

くんちゃんは

とりたちを 追って

丘を かけ のぼりました。

     ・・・

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     ・・・

丘の    てっぺんから、

おかあさんが みえます。

くんちゃんは、

おかあさんに、

さようならの キスを   

してこなかったことを おもいだし、

丘を かけおり、  

おかあさんに キス。

     ・・・

また、

丘に のぼる くんちゃん。

とりたちを みるために、

         ・・・

    ぼく、そうがんきょうが いるな

         ・・・

そして また、

家に もどる くんちゃん。

       ・・・

p>そうがんきょうを もって

もう いちど、

丘に のぼる くんちゃん。

   ( 3回目 ! )

丘の てっぺんで

そうがんきょうを のぞくと・・・・

みずうみが みえます。

くんちゃんは ?

        ・・・

        ぼく、つりざおが いるな

             ・・・

また、

家に ぎゃく もどり。

     ・・・

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     ・・・

それから、また 丘 へ。

今度は、のどが かわいて、

水を もって いかなくちゃ。

つぎは ?・・・

     ・・・

くんちゃんの だいりょこうは   

いったい どうなるのでしょうか ?

さいごは、   

みなさんが 予想した とおりです。

いえに もどって

くんちゃんは、

ぐっすり ベッドの なか。

   ( 冬眠です。  )

         ( やっぱり ! )

     ・・・

※ 『 くんちゃんの だいりょこう  』   ドロシー・マリノ 著、   石井桃子訳     岩波書店   1977年  ( 1961年 初版 )

【  追 記 】

くんちゃんが とても 魅力的。 でも、大人の読者は、くんちゃんを あたたかく見守る おかあさんと おとうさん、 ふたりの 子育てにも 心ひかれます。

くんちゃん シリーズです。

『 くんちゃんと ふゆの パーティー 』     あらい ゆうこ訳   1981年   ( ペンギン社 )

『 くんちゃんの はじめての がっこう  』   まさき るりこ訳    1982年   ( ペンギン社 )

『 くんちゃんの もりの キャンプ 』    間崎 ルリ子 訳     1983年    ( ペンギン社 )

『 くんちゃんは おおいそがし 』      まさき るりこ訳     1983年    ( ペンギン社 )

『 くんちゃんの はたけしごと 』       間崎 ルリ子 訳      1983年    ( ペンギン社 )

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