ふるはしかずおの絵本ブログ3

『ぼくはブルドーザー!』-砂場あそびをするぼく

乳児向けの絵本『くっついた』で有名な三浦太郎さんの作品です。

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砂場あそびを始めた おとこのこ。

よーし ここは 工事現場だ!

おおきなお城を、ぼくひとりでつくるんだ。

ぼくは、

ブルドーザー、

ロードローラー、

ショベルカーになりきります。

     ・・・

砂をいっぱい集めるには、

うんしょ こらしょ

ぼくは ブルドーザー。

     

地面を固めるには、

ぎゅっぎゅっ ぐっ

ぼくは ロードローラー。

こんどは砂を掘る。

ざくざく ざーっ

ぼくは ショベルカー。

     

バケツを吊り上げるときは、クレーン車です。

水を入れたら完成。

ぼくは タンクローリーになります。

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できたぞ!

大きなお城ができあがりました。

お父さんがやってきます。

りっぱなお城をつくったなと、ほめてくれます。

そして、

おとうさんは リフト車になって、

ウィーン! グイーン!

ぼくを肩車してかえります。

ブルドーザー、ロードローラー、ショベルカー、クレーン車、タンクローリーになりきり、ぼくは砂のお城を完成させました。ひとつのことをやり遂げるのは気持ちのよいことです。ぼくは満足して帰ります。こうした経験が子どもの成長の条件をさらに広げることでしょう。

  

ぼくが砂場でお城をつくるページと ブルドーザー、ロードローラー、ショベルカー、クレーン車、タンクローリーの絵が交互に構成されています。車には目が描かれていて、ぼくの姿を表現しています。

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※『 ぼくは ブルドーザー! 』 三浦太郎作・絵、こぐま社 2011年 

 (2020/6/17)

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