ふるはしかずおの絵本ブログ3

『てじな』-「あんどら、いんどら、うんどら!」

穴あきのしかけ絵本です。シンプルなしかけですが、ページをめくるたびにびっくりします。

怪しい雰囲気の手品師(表紙)が赤と青の輪をもっています。呪文を唱えると・・・

 

 あんどら、いんどら、うんどら!

  (素早くページをめくります)

 

2本の輪が9つの輪になりました。

輪のなかが切り抜いてありました。穴あきのしかけが手品の種になっています。

       ・・・

つぎはたまごです。 

 (たまごの半分が穴あきになっています。)

あんどら、いんどら、うんどら! 

 (素早くページをめくります) 

こんどは、

花に変身。 ヽ(´Д`;)ノ 

       

つぎは6本のしろい旗です。

呪文を唱えるとと、カラフルな旗にかわります。

   

呪文を唱え、

あひるを 筒のなかに通すと・・・

うさぎに変身。

おそろしい毒蛇は・・・

    

サッカーボールに。

    

最後は、

壺から、水を注ぐと・・・

水が大変身。

4色のリボンに変わりました。

       ・・・

楽しい絵本のマジックです。子どもはビックリすることでしょう。「あんどら、いんどら、うんどら!」という呪文が印象的です。穴あきのしかけ絵本はたくさんありますが、手品仕立てにしたところがユニークです。 絵本の楽しさを体験することができます。

読み手が手品師になって読んでみるのもおもしろいでしょう。「あんどら、いんどら、うんどら!」にたっぷり思いを込めて。    

       ・・・

※『てじな』 土屋富士夫作・絵、福音館書店 2007年 (2022/4/23)

SHARE