ふるはしかずおの絵本ブログ3

『 しろくまさんは どこ? 』- おしゃれでユーモアのある絵本

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フランスからやって来た 絵本。
絵本の中に しろくまさんを見つける絵本です。
     ・・・
真っ白の 氷の上では みえない しろくまさん
 ( 白と白。これでは よくわからない。 )
でも、
雪が くろかったら、
七色の 虹の前なら、
赤い家の前を 通ったら、
黄色い おひさまの したにも、
みどりの セーターを着ると、
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こんいろの 舟のまえだと、
ちゃいろの 友達に 囲まれると、
オレンジの ボールを つかむと、
紫のテントの まえに、
ベージュの カヌーを はこぶと・・・
いるいる しろくまさん。
      ・・・
 見つけた、見つけた しろくまさん。
 見つけて よろこぶ。子どもたち。
 見つけて 得意げ。 子どもたち。
  ( 絵本を読む中で、子どもたちはこうなっていることでしょう )
     ・・・
春。
しろくまさんは のっし のっし。
そして、夜。
しろくまさんが ぜんぶ みえた。
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1~3歳までの子どもにぴったりの絵本です。ページを開くと、なかなか見つからない しろくまさん。でも、いました。七色の虹の前、あかい家、黄色いおひさま、みどりのセーター、あおい空、むらさきのテントの前で見つかるしろくまさん。周りとの関係のなかで、ものごとがハッキリして来るすがた と言えます。大人から見ると、ここに深い意味を感じます。対象を認識する方法として。ものの見方として。
カラフルな絵がたのしい絵本。ユーモラスでかわいい表情のしろくまさんも魅力的です。
      ・・・
※『 しろくまさんは どこ? 』 ジャン・アレッサンドリーニ作、ソフィー・クニフケ絵、野坂 悦子訳  ほるぷ出版 2006年 
(2017/7/8)

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