ふるはしかずおの絵本ブログ3

『 いたずら こねこ 』-読者のこころに ドラマが うまれる

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好奇心いっぱいの こねこの おはなしです。

     ・・・

かめが 

池から でてきます。

しかし、

こねこは、かめを知りません。

読者は、

「 このねこ、かめを知らないんだ !」

「 かめだよ 」 と 

教えたくなります。

     ・・・

こねこは、  まえあしで  かめを、 ポン! と  たたきました。

こねこは、  めのたまが   とびだしそうな   かおに なりました!

なぜって   どうなったと  おもいますか?

  読者は  わかりますね。

  そう、

かめの  くびが、  きえて  なくなったの です !

      ・・・

かめが うごき はじめました

こねこは、

後ずさりを はじめます。

しかし、

その先には 池があります。

ここも

人物は   知らないのに、  読者は   知っている。

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こんどは、

ハラハラ 

ドキドキの スリル感 です。

読者のこころに ドラマが おこってきます。 

でも、

結局、

パシャーン !

こねこは、  いけに おちてしまいます。

     ・・・

ようす

うごき

姿勢

毛なみ など

こねこが リアルに 描かれています。

しっぽの ようすから、

こねこの こころ ( 好奇心、 戸惑い、 警戒心、 恐怖、 威嚇・・・ ) を

想像して    みてください。

     ・・・

また、

こねこのように、

目のまえの ことだけに、 気を とらわれていると

まわりが 見えなくなります。

うしろが 見えなくなり、

池に 落ちて( 失敗 )しまいます。

わたしたちにも あてはまりそうなことです。

でも、

こねこは

このあと、

けっして けっして うしろむきに    

あるいたりなんか しませんでした。

      ・・・

※ 『 いたずら こねこ 』  B ・クック 文、  L・ シャーリップ 絵、  間崎るり子 訳、  福音館書店  1964年発行

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