ふるはしかずおの絵本ブログ3

『 ぼくが ラーメン たべてるとき 』-同時代を 生きる ぼく と あなた

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ぼくが  ラーメン  たべてるとき、

     ・・・

となりで  ミケが  あくびした。

つぎは、

となりの  みっちゃんが  チャンネル  かえて、

たいちゃんが、

トイレの  ボタンを  おしています。

でも、

それが、  どうしたというのでしょう か?

日常的な 風景です。

           ・・・

ぼくが ラーメンを たべてるとき、

となりの  ゆうちゃんが  バイオリンを  ひいて、

となりの  まちの  おとこのこが  バットを  ふって、

おんなのこが、  たまごを  わっています。

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ぼくが、 ラーメンを たべてるとき、

しかし、

こんどは、  そのおなじ時に、

となりの  くにの   おとこのこが、  自転車を  こいで、

おんなのこが、   あかちゃんを  おんぶして、

また、となりの  くにの   おんなのこが、  みずを  くんだ。

その また  となりの   くにでは、

子どもが

牛を ひき、

ぱんを うり、

おとこのこが、  斃れて いるのです。

     ・・・

そして、  もういちど、

ラーメンを  たべている  ぼくの日常へ。

同じ時代を  生きている   子どもたち。

世界は、  繋がって いるのです。

     ・・・

わたしたちの国 と ほかの国

日常 と 異常

あそび と 児童労働

ゆたかさ と まずしさ

平和 と 戦争

さまざまな 状況を、  

構成 し、  

ひびき あわせ、

ふかい 意味を    ひき だして います。

くりかえしの 表現 と 構成で、

絵本表現の   あたらしい地平を    きりひらいています。

     ・・・

ちいさい子には、  むずかしい絵本かも   しれません。

でも、

小学校の高学年の   子どもたちには   出あわせたい絵本です。

     ・・・

※『 ぼくが ラーメン たべてるとき 』  長谷川義史作  教育画劇  2007年

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