ふるはしかずおの絵本ブログ3

『キャベツくん』-ナンセンス絵本

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黄色の空。

なにか、

おかしなことが、 はじまりそうな  雰囲気です。

     ・・・

キャベツくんが、あるいていくと ブタヤマさんに会いました。

ブタヤマさんは、

「 あのね、 おなかがすいて フラフラなんだ。  キャベツ、  おまえをたべる!」

「 ぼくを たべると、 キャベツに なるよ!」

     ・・・

次の ページを  ひらくと、

 ブキャ!

 ブタヤマさんが、  空に  うかんでいます。

はなが キャベツになっています

     ・・・

「 じゃあ、  ヘビが  きみをたべたら、  どうなるんだ?」

ページを  ひらくと、

 ブキャ!

おだんごみたいな キャベツのヘビが、  空に うかんでいます。

このあと、

キャベツくんと   ブタヤマさんの   珍妙なやりとり。

     ・・・

タヌキがたべたら・・・ こうなる!

 ブキャ!

ゴリラが たべたら・・・ こうなる!

 ブキャ!

カエルがたべたら・・・ こうなる!

 ブキャ!

      (もう、 予想がつきますね。)

ライオンがたべたら・・・

ゾウがたべたら・・・

ノミがたべたら・・・

クジラがたべたら・・・

空には、キャベツになった 動物たちが、 うかんでいます。

キャベツの クジラは  見ものです。
     ・・・

場所も、

風景も、

すこしずつ  変わって いきます。

最後は、 なにも言えなくなる  ブタヤマさん。

キャベツくんが、ブタヤマさんに レストランで「 ごちそうしてあげる 」といいます。

やさしいキャベツくん。

でも、

どこに、

どんなレストランが あるのでしょうか?

絵本には  描かれていません。

もしかしたら、  キャベツの形をした   レストラン ?

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      ・・・

奇想天外の絵本、 荒唐無稽の絵本、 ずっこける絵本、 とっぴで奇抜な発想の絵本、 エキセントリックで笑える絵本、 型やぶりで斬新な絵本、 へんてこで、けったいな絵本、 ユーモアがあり、一風かわった、あそび心にあふれた絵本とにかく おたのしみ満載の 絵本です。

ほんとうに、 おもしろい絵本ですね。

      

「 ナンセンスとは いうのは、  不条理というか、  あり得ないけど 「 フフフ 」 って、  笑っちゃう ような、  おもしろい お話のこと です。」                          ( 長 新太 )

      ・・・

※ 『 キャベツくん 』   長 新太 文・絵、   文研出版   1980年  読んであげるなら、 4歳頃から。

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