ふるはしかずおの絵本ブログ3

『おおかみ と 七ひきのこやぎ』-おかあさんやぎの 成長

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  むかし あるところに、 こやぎを 七ひき そだてている 
  おかあさんやぎがいました。 そのやぎが こやぎたちを 
  かわいがることといったら、 どのおかあさんにも 
  まけないくらいでした。

     ・・・

ある日、

おかあさんやぎは、  

食べものを   さがしに  森に でかけます。

       おおかみに  くれぐれも  きをつけておくれ。

     ・・・

このあと、  

どうなったかは、  みなさん、  よくご存知のことです。

おおくの   絵本がありますが、

やはり、  この絵本が  第一。

心につよくのこる   ホフマンの絵。

     ・・・

おかあさんやぎの  表情が、  とてもゆたかです。

出かけるときの 表情。

泣きながら、  立ちつく すすがた。

末っ子の   やぎをだきしめ、  涙をながす すがた。

おおかみの   おなかを縫うときの 瞳。

こやぎたちを、 寝かせる やさしい 背中。

あたたかい  家族の 雰囲気。

     ・・・

『 おおかみと  七ひきのこやぎ 』 は、

おかあさんやぎの 成長を、 描いているようです。

おかあさんやぎは、 もちろん、 おおかみの おろしさを 知っていました。

     ・・・

       あいつは ちょいちょい ようすをかえて やってくる。    

       でも しわがれごえと あしの くろいのに きをつければ、  
  すぐわかるだろよ。 
   

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でも、

おおかみは、  ずるがしこい人物。

こやぎたちを、 

だまして、  食べてしまいました。

おかあさんやぎは、

おおかみの  おそろしさを、  十分認識していなかったのです。

ほんとうの  平和のために、

おそろしい  おおかみと 

対決しなければならない、  ということに  思いいたりました。

そして、

おかあさんやぎの  勇敢な行動。

     ・・・

最後に、

おおかみは、  井戸にはまり、  しんでしまいます。

「 おおかみしんだ! おおかみしんだ!」 と、

やぎたちは、 井戸のまわりでおどりました。

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     ・・・

この結末を 「 残酷 」という意見もあります。

しかし、

絵本の 最後を 伏せて、

おおかみを どうしたらよいか、 

子どもに 聞いてみましょう。

きっと、

この結末を、 支持するのではないかと 想像します。

悪いことをすれば、

罰をうけるのは、 当然のこととして。

また、

母親の立場になって考えますと、

当然の 帰結のように思います。

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※ 『 おおかみと 七ひきのこやぎ 』  グリム童話、  フェリクス・ホフマン絵、

  瀬田禎二訳、  福音館書店  1967年   読んであげるなら、 4歳頃から。

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