ふるはしかずおの絵本ブログ3

『 わたしのとくべつな場所 』-「 まっすぐ 前を見て歩きなさい 」
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おはなしの 舞台は、

1950年代の  

テネシー州 ナッシュビル。

また、

おはなしの できごと( 人種差別 )は、

作者の子ども時代に   

ほんとうにあったことです。  

     ・・・

パトリシアは、

あの場所 を

めざして でかけました。

どこよりも すきな場所。

なまえは あるけど 

いつも      

あの場所 と よぶところへ。

でも、

きょうは、

ひとりです。

フランシスおばあちゃんが、 声をかけます。

     ・・・

   どんな ことが  あっても、 

       胸を  はって  歩くんだ よ

     ・・・

しかし、

パトリシアが、

バスに乗ると、 「 黒人指定席 」へ。

公園のベンチは、「 白人専用 」。

レストランは、 「 白人の お客さま以外 お断り 」。

ホテルでは、  「 肌の黒い人間は 立ち入り禁止だぞ ! 」。

     ・・・

泣いている パトリシア を

白人の

メアリーさんが 励まします。

     ・・・

映画館の まえでも、

差別されますが、

おばあさんの ことばを 思いだし、

彼女は、

とくべつな場所に いくところなの と

スキップしながら、さっていくのです。

     ・・・

とくべつな場所 !

パトリシアは、

その建物を 見て、

おこったり

きずついたり

はずかしい  

と 思う気持ちが きえていくのです。

正面の大理石には こうありました。

      ・・・

公共図書館 : だれでも 自由に 入ることが できます

PUBLIC LIBRARY : ALL  ARE WELCOME

        ・・・

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      ・・・

あの場所から   とくべつな場所へ。

呼びかたの 変化は、

前を向いて歩こうとする

パトリシアの こころの変化を 示しています。

      ・・・ 

また、

まっすぐ 前を見て 歩きなさい

フランシスおばあちゃんの 言葉です。

彼女は、

図書館は、「 自由への 入り口 」とも言っています。

そして、

バスの 黒人指定席についても。 

     ・・・

 あの表示は、わたしたちが どの席にすわるかを

 命令することはできても、

 何を考えるかを

 命令することはできないんだよ

     ・・・

※ 『わたしの とくべつな 場所』  パトリシア・C・マキサック文、 ジェリー・ピンクニー絵、 藤原宏之訳、  新日本出版社   2010年  小学校高学年向き

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