ふるはしかずおの絵本ブログ3

『 じごくの そうべえ 』- 奇想天外の 上方落語です

5245


桂米朝の十八番、上方落語の「 地獄八景亡者戯 」を 絵本にしました。

   

  とざい とうざい。

  そうべえ

  いっせい いちだいの かるわざで ござあい。

     

  おっ とっ とっ とっ と。   あ---っ

     

かるわざを しっぱい。

そうべえは、

あっけなく、

死後の 世界へ。

     ・・・

   歯ぬきしの しかい

   いしゃの ちくあん

   やまぶしの ふっかい と

   火の車にのり

   しょうずかの ばあさんに 

      きものを はぎとられ

   三途の川を わたります。

     ・・・

えんま大王は、   

四人に じごくいきを 命じました。

じんどんき( 鬼 )に たべられ、

腹の なか。

でも、そこは 落語。

     ・・・

ひもをひっぱると、じんどんきは、

          ・・・

   はっ はっく はくしょーん

      ぼうを ひくと、    

   腹痛。

   あいた あたた。

     

   そこのたまを こそばかしてみ、

   おにが わらいよるさかい

      

      こちょこちょ、 こちょこちょ。

   わっはっ

   はっ はっ はっ

     

      屁ぶくろを けって、

   ぶー

     

      ほんなら ひとつ手わけして    

      ぜんぶ いっぺんに やりまひょか

      ・・・

ええい。4人を熱湯の釜に たたきこめ 

と えんま大王。

しかし、やまぶしの ふっかいが、水の印を 結べば ・・・

熱湯は、ええ ゆうやなあ。 

       ・・・

こんどは、はりの山。 

ここは、かるわざしの そうべえの 出番。

とうとう、えんま大王は、「地獄からほうりだせえ。」

     

あ、目あいたで

生きかえったわ

奇想天外な ストーリー。関西弁のかたりくちと 会話のおもしろさ。

声にだして、読む(かたる)ことで、 笑いは倍増です。絵本で落語と出会うのも おもしろいことです。

        ・・・

※ 『 じごくの そうべえ 』   桂米朝・上方落語・ 地獄八景より  たじまゆきひこ作 童心社 1978年  

3代目 桂米朝さんは、 2015年3月19日にお亡くなりになりました。享年89歳。

SHARE