ふるはしかずおの絵本ブログ3

『いろは いろいろ』-みんな いろ

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ノンフィクション作家の 沢木耕太郎さんと

和田誠さんの 絵本だと    聞いて選びました。

くりかえしの表現が、

ふかい意味を    紡ぎだしていきます。

     ・・・・

みずいろ、  ちゃいろ、  きいろ、  ももいろ・・・

いろいろな 色。

三角形、   四角形、   五角形・・・

いろいろな 形。

いろいろな 色と 形が   あります。

おかあさんが   言います。

    「 みずいろは どーれ? 」

    「 ちゃいろは どーれ? 」

    「 きいろは どーれ? 」

     ・・・・

おかあさんは   誰にむかって   言っているのでしようか?

聞き手は?

しろって 「 いろ 」 が ついてないね ”  と いっている子ども。

くろは いろじゃ ないの? ” とも いっています。

和田誠さんの絵が、   聞き手を   描いています。

そして、 読者も 参加。

  「 みどりいろは これ 」。

  「 むらさきいろは これ 」。

  「 だいだいいろは これ 」 と 言いながら。

     ・・・・

そして、

答えていくたびに、

いろは ひとつずつ 画面から   消えていきます。

どこに いったのかな ? 

でも、   最後に   びっくり !

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さまざまな色の 形を あつめて、  

家が できています。

「 しろ 」 の形も  「 くろ 」 の形も   ちゃんと 使われています。

どれひとつ 欠けても、   家は   できません。

すべての色と形を  あつめた この 「 家 」 には、   象徴性が あります。

和田誠さんの絵が、   絵本の世界を 深めています。

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  いろは いろいろ

  みんな いろ

     ・・・・

この絵本 の 「 いろ 」 は、

たくさんあって、  みんなちがう ( 差異性 ) けど、どれもたいせつな 「 いろ 」。

みんな同じ 「 いろ 」 ( 同一性 )。   同じ仲間。

また、 「 いろ 」 に、 子どもを当てはめてみます。

  子どもは いろいろ

  みんな 子ども

そして、 絵本にでてきた犬、 鳥、 木も・・・

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※ 『 いろは いろいろ 』 沢木耕太郎作、 和田誠絵   講談社  2013年

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